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2024年4月13日 待つのも仕事?!オーケストラの入団試験は大変です

一昨日クラリネットの青山秀直さんのリサイタルで共演させていただきました。

休憩無し、トークを含めての1時間のコンサートで

通常のコンサートよりは短かったのですが

プログラムが思ってたよりハードで

終演後足がつりました(笑)

(終わったあとでよかった)

次の日も疲れが取れず

少々年齢を感じてしまってますが

楽しい音楽の時間を

青山さんと、そしてお客様と共有できたことが嬉しかったです。

お越しくださった方々、ありがとうございました。

さて先日、在阪オーケストラの入団試験の伴奏をしてきました。

バイオリンの1席の空きに約50人のバイオリニストたちが応募。

オーケストラに入るのはこの狭き門をくぐり抜けないといけないので

本当に大変なんです。

そんなにしょっちゅう募集がある訳では無いので

募集があると全国から殺到するのです。

私は今回は東京から受けに来た若いバイオリニストに付き添いました。

入団試験の課題曲は古典派の協奏曲。

バイオリンはモーツァルトの3,4,5番の協奏曲からの選択です。

これは世界中のオーケストラで共通なので

オーケストラに入りたいと思っている若手バイオリニストたちは

選択した曲に磨きに磨きをかけて挑んでいます。

私たちピアニストはその伴奏をします。

そしてオーケストラのバイオリンパートで難しい部分を抜粋した

オーケストラスタディというのがあり

あらかじめ送られている10曲ほどの課題曲から

当日に指定された2曲を

バイオリンだけで演奏します。

バイオリニスト達にとっては

一生がかかっている就職試験なので

伴奏ピアニストも責任重大。

とても緊張します。

気持ちよく実力を発揮してもらえるように

ミスしないように、いいテンポを保てるようにと

弾くことももちろんドキドキして大変なのですが

厳しいのは待ち時間。

ピアノのコンクールやオーディションの待合室は静かです。

ピアノがなくて練習できないから。

でも弦楽器、管楽器の人達は手元に自分の楽器があるので

そこで練習をする。

その部屋にいる10人、20人が

一斉に

それぞれの曲を

鬼気迫る勢いで練習する。

伴奏ピアニストはいるとこないです(笑)

部屋の中にいたら耳と頭がおかしくなりそうなので

部屋の外に逃げていきます。

だいたい一人何分ぐらいかを計算して

自分の出番が何時になるか予想を立てるのですが

審査をしているオーケストラの団員たちが

2次審査に進出する可能性はないから

もうこれ以上聞く必要は無いと判断した時点で

演奏を切られてしまいます。

私の伴奏したことのある人の最短記録 

数秒(泣)

その時はオーケストラスタディからの審査だったので

私はピアノの前に座っただけで1音も出さずに終わりました。

確かに全くレベルに達していない人だったので仕方なかったのですが

なかなか厳しい。

今回の場合全部聞いてもらえたら10分くらいだったのですが

いつ誰が短く終わるか分からないし

休憩がいつ入るか分からないし

でも呼ばれた時にいなかったら失格なので

そうそう出かけることも出来ない。

それでも今までは

受付から1~2時間程で終わることが殆どだったのだけど

今回はなんと順番が回ってきたのは

受付から5時間後でした…待ち疲れた…

それでもまだあと15人くらい残っていたので

一体何時に終わったのやら。

(あと2時間はかかってたと思う。

聞く方も大変…

みなさんお疲れ様でした)

その次の日に2次試験があり

(今回何人通ったのかは知らない)

それに受かった人は(誰も受からない場合もある)

半年間の試用期間を経て

晴れて正団員になれます。

オーケストラの団員さん達は

こんな厳しい試験をくぐりぬけてきた

スーパーエリート。

すごい人たちが集まって奏でる

オーケストラのコンサートにも

是非皆さん行ってみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

実は今、私は石川県に向かって移動中。

北陸新幹線の中でこのメルマガを書いてました。

座席も広いし快適です!

ではまた次週に~。

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