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2024年3月30日 仏像めぐりにはまっている理由

ようやく暖かくなり
桜のつぼみもほころんできましたね。
昨日実家の犬と散歩をしていて
数輪開花しているのを見つけました。
桜が咲いてくると春の喜びがわいてきます。
今年はどこにお花見に行けるかなあ。

時間があれば吉野とかに行きたいけど
本番が控えているので
あまり遠出はできなさそう。
近所で楽しもうと思います。

さて先日東京に行ってきました。
一応伴奏のお仕事で
でも午前中に出番は終わったので

その後中尊寺金色堂展の仏像を見に
東京国立博物館へ行ってきました。

実は私の趣味は仏像鑑賞なのです。
オフの日には奈良や京都に出かけて
仏像を見に行っています。

旅先でもお寺巡りは欠かさず
仏像の展覧会にもよく足を運んでいるので
今回の東京行きが決まった時に
大阪では開催されないこの展覧会を
絶対に見てこようと決めていました(笑)

東京国立博物館には法隆寺宝物館もあり
そこにもたくさんの仏像があります。
念願かなってやっとそこも訪れることができ
ずっと見たいと思っていた像も見られて
大満足でした。

といっても仏像めぐりをするようになったのは
ここ数年のこと。
若い頃はクラシック音楽を学んでいたこともあり
私の眼は欧米にばかり向かっていて
日本の文化には全く興味がありませんでした。

しかし、40代になってから
日本の伝統や文化に興味が芽生え始めました。

伊勢神宮を初めて訪れたことがきっかけで
御朱印集めを始めました。
旅行先で神社やお寺を巡りながら
スタンプラリーのような軽い気持ちで
御朱印を集めていましたが
次第に寺社仏閣の歴史や仏像に
興味を持つようになりました。

そしてたまたまAmazon Primeで見た番組
「仏像大好き」に触発されて仏像めぐりを始めました。

いとうせいこう氏とみうらじゅん氏の
「見仏記」という本も面白く読んで
彼らの仏像トークショーに行ったりもしました。
博物館や美術館での仏像や仏教関連の展示も
積極的に見に行くようになりました。

なぜそんなに仏像にはまってしまったか。
まず仏像は彫刻として美術品として魅力的です。
その美しさを鑑賞することが単純に好きです。

そしてもう一つの理由。
私は特に信仰心があるわけではないのですが
お寺で仏像の前に座ると
その仏性に包まれて心がふわっと癒されたり和らいだりするのを感じるのです。

仏を彫るという行為にこめられた
その仏像を作製した仏師の祈りや信仰心に打たれて
自然と拝みたくなります。

大きな仏像には圧倒されてひれ伏したくなる。
優しさと慈愛に満ちた表情の仏像を見ると
その包容力に救われたような気持ちになったりする。

その瞬間が心地よくて
仏さまに会いに行きたくなるのだと思います。

そして私も私の演奏を通じて
そんな気持ちを聴いている人に
少しでも感じていただけるようになりたいなあと思っています。
菩薩様のようなピアニストになるのが演奏家としてのこれからの目標です!

お寺での演奏もしてみたいなあとも思います。
仏さまに演奏を奉納できたらうれしいなあ。
私の勤務先は仏教系の学校で
「北御堂コンサート」というお寺での演奏会を定期的にしていて
その大学を卒業した私の生徒たちは出演したことがあるので
わたしにもその機会が巡ってこないかしらと待ち望んでます(笑)

ところで
新年度を迎えるにあたり
ホームページをリニューアルしました。
よかったら覗きに来てください!
ちょっと雰囲気変わりましたよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
桜とともに素敵な新年度と春をお迎えください!

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