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2024年6月15日 ブラームスは一途だったのか?独身を貫いたのはなぜ?

今週もメルマガ配信日が頭から抜け落ちていて
今あわてて書いております(苦笑)

今週は水曜日に大学での教員コンサートがあり
明日はソロで15分ほど演奏するコンサートがあるので
そちらに気を取られておりました。

でも先週ブラームスの恋愛事情について書きます
と宣言したし
明日ブラームスの曲を演奏するので
サクッと書いてみたいと思います。

ブラームスの人生を語るうえで欠かすことのできないのが
クララ・シューマン。
以前彼女についてちょっと書いたことがありますが↓

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有名な作曲家ロベルト・シューマンの妻。
シューマンが生きていたころには夫よりも有名な
名ピアニストでもありました。

青年ブラームスは20歳の時にシューマン(夫)に才能を見出されて
作曲家として世に出してもらいました。
当時34歳だったシューマン夫人も
ブラームスの才能を認め、親しく交流をしていました。

ところがシューマン夫妻とブラームスの出会いから約半年後
シューマンは精神を病んでライン川に飛び込み自殺未遂。
その後2年間を精神病院で過ごした後亡くなってしまいます。

7人の子を抱えて精神を病んだ夫を介抱しながら
ピアニストとして演奏活動を続けるクララを支えたのは
ブラームスでした。

クララが演奏旅行に出かけている間
彼女の子供たちの面倒を見るために一緒に暮らしたりもしていました。

そこまでしたのは
やはりブラームスが彼女に対して
恩や尊敬の念だけではなく
恋愛感情を持っていたからでしょう。

実際情熱的な愛を訴える手紙もあります。
クララも憎からず思っていたことと思いますが
結局二人は結婚することはありませんでした。

でも二人の友情は生涯続き
お互いを友人として愛し、音楽家として尊敬しあっていました。

そしてブラームスは67歳で亡くなるまで
結局誰とも一度も結婚をしませんでした。

それはクララをずっと一途に想っていたからでしょうか?

私が明日演奏する
6つの小品 作品118(明日はそのうちの4曲を弾きます)
60歳になったブラームスの
心のうちを語りかけるような
派手ではないけれど愛とやさしさに満ち溢れた
滋味深い作品です。

昨年私の生徒が演奏会でこの曲を演奏したときに
「クララ・シューマンに献呈されている」と言ったので驚いてしまいました。

誰かに献呈をしている作品は
通常楽譜の最初にその旨が記載されているのですが
「クララに献呈」と書かれている楽譜を私は見たことがなかったので

「そうだったの?知らんかった…」と
ウィキペディアを見たら
たしかに「クララ・シューマンに献呈されている」と書いてありました。

でも私はこれまで何冊かブラームスの本を読んだことがありましたが
それらの文献にはそのようなことはどこにも書いてなかったし
今回も本や、CDのプログラムノート
いくつかの版の楽譜などを調べてみましたが
インターネット以外でそのようなことを書いてある資料を見つけられませんでした。

60歳のおじいさんになったブラームスが
74歳のおばあちゃんになったクララにあてた
ラブレターのような曲
みたいなストーリーを誰かが創作したのでは?
と私は疑っております。(笑)

それはそれはロマンティックで美しい物語ですけどね。
まあもう少し検証してみますが。

ではなぜブラームスは独身を貫いたのか?
モテなかったわけではないです。
若かりし頃の肖像画を見ると
かなりの美青年だし
ピアノは無茶苦茶うまかったし
作曲家としても前途洋洋だったので
きっとモテたと思います。

実際結婚を考えた人もいたみたいですが
(クララの娘にも恋愛感情を持っていたことがあったらしい)
彼曰く

「私は結婚しそこなったんです。
結婚したいという意欲にあふれていた時に
本来あるべきふさわしい形で
結婚を女性に申し込むことができませんでした。」

「本来あるべきふさわしい形」てなんや?
体裁を口実にして結婚から逃げただけちゃうん?

どうやらブラームスは一人でいることの自由さ、居心地の良さを
手離したくなかった。
結婚という束縛にとらわれることを恐れて
ついぞ結婚を決断できなかった。

ドビュッシーとはまた別種の
面倒くさい男だったようです(笑)
まあそれでもブラームスの音楽の価値は変わりませんが。

明日6月16日(日)14時~
@ムラマツリサイタルホール新大阪
第2回 KANSAI Piano Festival 関西ピアノフェスティバル
名曲の玉手箱~青柳晋氏とともに

でブラームス 作品118の1~4番を演奏します。(約15分)
とくに第2番は有名で(のだめカンタービレにも出てくる)
こんなにやさしい愛に満ちた曲はほかにないほど
心がやわらかく温まる曲です。
お時間ある方はぜひ!
詳細はこちらより↓ 当日券あります。
https://eplus.jp/sf/detail/4078150001

明日弾かない第5番の「ロマンス」が
実は私の一番のお気に入り。
9月27日のソロリサイタルでは6曲全部弾くので
ぜひこちらにもお越しください!

宮本聖子ピアノリサイタルのチケットは絶賛発売中です!
詳細&お申し込みはこちら↓

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最後までお読みいただきありがとうございました。
書き飛ばしたのでブラームスの情報に誤りがあるかもしれません。
またゆっくり調べて新事実があればお知らせしまね。

では明日の練習します。
また来週に!

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