宮本聖子ピアノリサイタル ベートーヴェンとともに vol.5 YouTubeで限定有料配信中   6月14日(土)えんてくらぶ ミニコンサート付きリニューアル&再始動記念パーティー

2025年3月8日 価値を知るには?

三寒四温で雨のたびに春が近づいている
のでしょうが寒いですね(笑)

先日毎年恒例、高校の時の友人と3人で
カニツアーに行ってきました。
そろそろカニシーズンも終わりですが
兵庫県の香住で
女3人カニ料理と温泉を堪能し
しゃべり倒して
リフレッシュして帰ってきました!

さあ、頑張って確定申告に臨みます!

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鑑定してもらいました
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昨年父が亡くなったので
相続の準備もぼちぼちとしています。

父方のご先祖が質屋を営んでいたそうで
質流れとなった書画などの美術品のうち価値の高そうなものを
祖母の代から和歌山県立博物館で預かっていただいています。

それらを
相続のために鑑定してもらってくださいと税理士さんから言われたので
珍しく和歌山で雪が降った先月末
博物館まで行って鑑定していただきました。

初めて入った博物館の裏側に興味津々。
文化財の写真を撮るお部屋に案内していただき
そこで初めて宮本家が所蔵している美術品とご対面。

仏画、水墨画や屏風、書など10点を
学芸員さんと鑑定士さんに説明していただきながら
じっくりと見てきました。

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興味がなかったら価値もない
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10年ほど前から書道を習い始めたことで
書に興味が湧き

ここ数年仏像鑑賞が趣味になってから
仏教美術もよく見るようになり
日本画の展覧会にもよく足を運ぶようになったので

父が先祖から受け継いでいた美術品にも
とても関心が出てきていました。

10年前だったら「どうでもええ」「面倒くさい」と思っていたでしょう。

相続用の鑑定なので
お安めに見積もっていただきましたが(笑)

お値段よりも
作品の時代背景や
どこに価値があるかを教えていただけたので
私にとってとても貴重な体験になりました。

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知識があれば価値が分かる 楽しめる
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鑑定士さんは一目見ただけで
いつの時代の作品か
誰が書いたのか
がパッとわかる。

横山大観の絵が一つあったのですが
一瞥しただけで
「大観の若描きだね」
というのも分かる。

私たちが
「この曲はモーツァルト」とか
「ドビュッシーの若書きの曲」とか
聞いたら何となくわかる(時もある)感じかなあ。

いろいろな美術品を見たときに
ただ「きれい」とか「すごい」とか
感じるだけでもいいのだけれど

深くて広い膨大な知識と
鑑定眼があれば
いろいろ分かって楽しいだろうなあと
鑑定しているおじいちゃんを見て思ってしまいました。

なんでもそうだけれど
知れば知るほど楽しめる。
芸術もスポーツも学問も。

世界は広く、素晴らしいものにあふれていて
全てを知るには人間の人生は短すぎるし
私の頭のキャパは小さすぎるけど

生きている時間をもっと楽しめるように
好きなもの、興味のあるものを
もっと知っていきたい。

そして私の音楽家としての使命として
クラシック音楽のすばらしさを
もっといろいろな人に
知っていただいて
価値を分かっていただいて
楽しんでいただけるように
活動をしていきたいと心新たにしております。

がんばりまする!

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最後までお読みいただきありがとうございました。
春が待ち遠しいですね。
皆様どうぞご自愛ください。

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