新緑が青空にきらきらと映える季節になりましたね。
GWは終わってしまいましたが
連休を皆さんはどのように過ごされたでしょうか?
私は淡路島と徳島に1泊旅行をしてきました。
釣りをしたい夫に朝の3時に起こされて(笑)
まだ暗いうちに出発。
早朝から夫は釣りをしたものの(私は車で爆睡)
あまりの釣れなさにとっとと切り上げてくれたので
そのあと淡路島観光へ。
神社を巡ったり
淡路花さじきというところにお花畑を見に行ったりして
楽しんでいた時に
人形浄瑠璃の公演のチラシを発見。
淡路島に浄瑠璃を見られる所があることは知っていたのですが
全く旅程には入っていなくて
でもその日の最終公演に(1日4公演ある)
ギリギリ間に合いそうだったので
急遽行くことに。
私の祖母が(もう20年ほど前に亡くなりましたが)
文楽が好きで
(文楽は大阪で成立した人形浄瑠璃の一系譜。
淡路島のは人形浄瑠璃。流派が違うという感じ。)
人形のかしらが祖母の家に飾ってあったりしたので
ちょっとだけ子どものころから文楽になじみがあったり
高校の芸術鑑賞で
曽根崎心中を見に行ったことがあったり
文楽の太夫さんとピアノトリオで共演したことがあったり
みうらしをんさんの
「仏果を得ず」という
文楽を題材にした小説を読んだことがあったりで
結構興味はあったのですが
私の夫は全く興味なし。
超早起きをして寝不足だし
「あなた一人で見ておいで、その間車で寝てるから」
と言っていたのを
バックステージツアー付きの
45分の公演だから
長くないし
絶対面白いよと説得して
一緒に入場しました。
人形やその操り方のこと
舞台のこと
舞台裏の装置のこと
語りや楽器演奏のこと
鑑賞のしかた
(どこで拍手するかおひねりの投げ方とか)
などの
分かりやすく楽しい解説のあと
実際に舞台や舞台裏を見せてくれたり
人形の足の遣い方を体験させてくれたりと
お楽しみ満載。
演目は筋よりも
人形の動きを楽しむ
とても分かりやすいものだったので
娯楽としてとても楽しめました。
夫も
「寝ずに見てよかったわ~」
と大喜びでした。
伝統芸能は一見敷居が高くて
尻込みしてしまうのだけれど
そしてもちろん
人形を本当に生きている人間のように操ることや
義太夫、楽器もすごい修行を必要とする
ものすごい芸なのだけれど
決して堅苦しいものではなく
その世界を一端でも知れば
楽しく面白いもの。
でも時代が変わっていくにしたがって
「今」のものでなくなってくるから
きちんと継承してその素晴らしさや
すごさ、面白さを分かりやすく伝えていかないと
「知らない、分からない」ものになって
その文化が廃れていってしまう。
なのでまず今の人たちに
知ってもらって親しみを持ってもらうことが必要だから
このようなバックステージツアーをしたり
TikTokで動画を公開したり↓
https://www.tiktok.com/@awajiningyoza/video/7292397907901222152?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7367361710942537217
(バズってるそうです)
お客様へのサービス精神で
人形浄瑠璃を盛り上げていこうとしているのを見て
クラシック音楽も似たような側面があるので
考えさせられました。
「しゃべりもせんと
わけのわからん曲を
一方的に聴かせるのではだめだ」と
今ではトーク付きのコンサートも多くなったし
いろいろな企画・演出があるものも増えてきているけれど
私自身もそのようなコンサートを行っているけれど
クラシック音楽という素晴らしい文化を
もっと身近に感じて楽しいと思ってもらえるように
生の演奏に触れようと思ってもらえるように
そして次の時代につないでいけるように
私にもっとできることは何だろうと
考え続けていかないとなあと身につまされてます。
時代は常に変わっているから。
とりあえずは
9月末に
プログラムのテーマに沿ったトークをしながらの
ソロリサイタルを予定しております(笑)
分かりやすくお楽しみいただけるような工夫を
いろいろと考えてます。
詳細&お申し込みはこちらから
https://seikomiyamoto.com/concert240927/
さて
浄瑠璃を見た次の日は
徳島でお遍路さんしてました。
車ですけど(笑)
でも旅行前に奈良国立博物館で
空海展を見て
弘法大師への畏敬の念が高まっているので
いつか八十八か所全部まわりたいなと思ってます。
とおろで今回の旅行の様子を
リール動画3本にしてインスタにアップしてます。
ご興味あればこちらから見てやってください↓
https://www.instagram.com/seikomiyamoto_piano/
連休は遊んでリフレッシュしたので
これからは来月の3つ本番のために本腰入れて練習します!
次回いろいろご案内しますね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた来週に。