このところ少し寒さが緩んでいましたが
今週末からまた厳しくなるようですね。
このことろ書類整理で
夜遅くまで作業していたこともあり
ただでさえ起きるのが遅くなりつつあったのですが
ますます布団から出られなくなりそう…
前回のメルマガで
苦手なことのお話をしましたが
早寝早起きも苦手です(笑)
また今回も苦手なことのお話なのですが
前向きに
「苦手意識をどう解消するか」
を私の経験をもとに書いてみたいと思います。
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苦手意識は思い込み?
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私の性格はかなり大雑把でガサツ。
なので繊細な表現が求められる曲より
がっちり系、豪快系の曲が好きでした。
モーツァルトよりもベートーヴェン
ショパンよりもリストの方が
自分に向いていると感じていて
試験などでもそういう系統の曲を選ぶことが多かったです。
そしてフランス音楽は自分からは遠いものだと思っていました。
ベルリンに留学して
先生から最初に与えられた課題が
バッハのパルティータ第2番 と
ドビュッシーの前奏曲第2巻全曲。
バッハも得意じゃないけど
ドビュッシーに関しては全く自信がありませんでした。
ところが、ある日レッスンで先生から
「ドビュッシーは色彩豊かな音色で弾いているのだから、
バッハももっといろいろな音色を使って弾きなさい」
と言われました。
「え?私、ドビュッシー弾けてたの?」
と驚くと同時に
単純な私は
「私、フランス物いけるんじゃん」と
根拠なき自信を持つことに(笑)
同門の友人にもなぜか
「聖子ちゃん絶対フォーレが向いてる」
言われてさらに根拠のない自信を深め
(何がどう向いているのか
いまだに自分にはさっぱりわからない)
フランス物への苦手意識は薄れて
レパートリーが広がっていきました。
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悪い思い込みからいい思い込みへ
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向き不向きもあるから
どうにもしようがないこともあるけれど
「苦手、できない」と自分では思っていても
人から見ればそうでないこともあります。
「苦手」は単なる「思い込み」に過ぎないかもしれず
その「思い込み」が自分の可能性を狭めているかもしれません。
そんなとき他者からの視点や
何気ない一言が
意外な突破口になって苦手意識が解消し
新しい扉が開いてくるかもしれません。
と同時に言葉一つで
苦手意識を植え付けてしまう可能性もあります。
(こちらの経験もあり)
教育する者としては
常にこのことは肝に銘じています。
苦手意識をうまく解消できるような言葉を選び
可能性を引き出すサポートをしていきたいと
いつも心がけて指導に携わっています。
自分だけでなく生徒さんたちの
「苦手意識」をいい思い込みに変えていけるように
がんばっていきたいと思ってます!
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2月の演奏会
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市川貴一 ピアノリサイタル
《分解と再構築》
2025年 2月 16日 (日)
14:30開演 (14:00開場)
会場:青山音楽記念館バロックザール
〒615-8282 京都府西京区松尾大利町9-1
阪急嵐山線「上桂駅」下車徒歩約5分
一般¥2,500 学生¥1,500
教室の卒業生、市川貴一君の初ソロリサイタルです!
ぜひ応援をよろしくお願いいたします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
寒さ厳しき折
どうぞご自愛ください。
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