次のコンサートのご案内 6月12日(水)教員によるSOAI CONCERT 6月16日(日)関西ピアノフェスティバル 6月29日(土)サンセットクラシックス in 沖縄

2023年11月3日 次世代の演奏家たちへのサポート

11月に夏日…今年は異常気象が続きますね。

異例な暑さで今年もあと2か月ということを忘れてしまいそうな宮本聖子です。

今週は若い方々のサポートが続きました。

まずは前回のメルマガでもお知らせした教室の卒業生

市川貴一くんの2台ピアノの演奏会の応援に(聴きに行っただけですが)。

超重量級のすさまじいプログラムでしたが

若者らしい情熱と熱意にあふれた素晴らしいコンサートで

貪欲に学び成長しようという若人ならではの演奏にとても心を打たれました。

ところで私は

そんな新進気鋭の若手ピアニストたちを支援する取り組みも行っています。

20代の私の門下卒業生たち5人(市川君も出演します)による

「エンテシューレ フレッシュコンサート」を

12/10(日)に豊中市立文化芸術センター小ホールで開催します。

音大在学中は試験だ何だと嫌でも演奏する機会があるのですが

卒業後は「弾きたい」と思ってもなかなかその舞台がなく

演奏から離れていってしまう人が多くいるのが現状です。

そんな彼らにソロで演奏する機会を持ってもらい

演奏レベルを卒業後も上げて、成長し続けるモチベーションとなる場を提供したいと

この演奏会を年に1回開催することに決め、今回で3回目になります。

出演者たちは門下生とはいうもののもう私の手を離れているので

私の影響など微塵もなく

それぞれの個性がより強く出る選曲のプログラムになっています(笑)

演奏もそれぞれ違って聞き比べも面白い演奏会です。

ぜひ聴きにいらしてください!

詳細&お申し込みはこちらから

http://seikomiyamoto.com/concertenteschule231210.html

ちょっと脱線して宣伝になってしまいました。すみません(笑)

次世代の演奏家のサポート、今週もう一つしたのは

若手ヴァイオリニスト2人の録音、録画の手伝いです。

コンクールやオーディションに参加するための予備審査として

録音や動画の提出を求められることがよくあります。

その伴奏を別々のヴァイオリニストから

たまたま2日連続で依頼されました。

コンクールやオーディションはその人の人生がかかっていることもあるので

その伴奏の責任も重大。

絶対こけてはいけない、自分が足を引っ張ることはあってはいけないと

ソロの時とは違うプレッシャーと緊張を毎回感じます。

録音や録画はやり直しができるからましじゃないの?

いえいえ、そんなことはありません。

舞台での一発勝負とは違う難しさ、緊張があります。

CDなどを制作するときは

部分的に弾き直して編集でつなぐということも可能ですが

録音・録画審査は編集を禁じられているので

失敗したり納得のいかないところがあったら最初から撮り直し。

例えば10分くらいの曲を録音、撮影するとなると

10分の通しを何回もとる。

まず1回とってみて、チェックして

そこから修正しながら何度も繰り返していきますが

そこで必要なのは

「何度でも同じように正確に弾けること」

これがなかなか厳しい。

弾けば弾くほどよくなるというものではなく

何度もやっているうちに疲れてくるし

集中力が下がってくるし

時間が無くなってきて焦ってくる。

そして何回もやり直せるからこそ

「ミスのない状態」のものをと思うので

傷のないようにと慎重になりすぎると

ミスはないけどこじんまりして面白くない演奏になってしまったりして

さんざん時間かけて撮ったのに

「1回目が1番よかったね」なんてこともあったりする。

何度目かのテイクで

ずっとうまく進んでいると

後ろになるにつれて

「ミスしてはいけない」というプレッシャーも高くなる。

ソリストがうまく弾けていればいるほど

「私のせいで撮り直しをさせてはいけない」

と緊張してくる。

一人目のヴァイオリニストは

録音場所を借りている時間の終了が迫る中

最後のテイクでお互い納得のいくものが録れて

(私の納得は二の次なのですが)

ホッとしました。

二人目のヴァイオリニストとは

もともと二日間の撮影予定を組んでいたので(曲も複数なので)

明後日にもう一度チャレンジです。

もういい年なのですが

気持ちはいつまでも若手の私。

でも年齢的にはベテランなので

若手の方々も「ベテランに頼んでいる」という安心感を求めて依頼してくださる。

その信頼を裏切らないように気を引き締めて

サポートをしっかりしていきたいと思っています。

私にできる形で若い演奏家たちを応援、支援してくことを続けていきたいと思っています。

そのためには自分も成長していかないと。

これからも精進します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

インフルエンザも流行っているようです。

寒暖差も激しいので皆様どうぞご自愛ください。

目次