3月31日 第4回コロムオンラインライブ配信 ともだちクラシック春の巻~名曲のお花畑へようこそ

2025年2月22日 コンサートは演奏だけではなく

今日も寒さ厳しい日となっていますが
皆様お元気ですか?
レッスンでも体調を崩してお休みする人が増えています。

私は元気ですが
寒さのせいで布団から出られず
朝がますます起きられなくなり
宵っ張りの朝寝坊な生活に拍車がかかっています・・・

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コンサートのテーマ
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ところで今日は2月22日。
にゃんにゃんにゃんで猫の日だそうです。
犬派の私にはあまり関係ないのですが(笑)
最近この猫の日が定着してきているようで
「にゃんにゃんコンサート」も各地で結構開催されている模様。

私の知人も今日にゃんにゃんコンサートに出演されてます。
音楽家は猫好きの人が多いのか
曲も犬より猫を題材にした曲の方が多いです。
(誰か犬の曲書いて~!)

クラシックのコンサートも
こんな感じでテーマがある方が興味をひかれて聞いてみようかなと思いませんか?

昔のクラシックのコンサートは
難解な曲が並んでいて
それをひたすらおとなしく聞く
という感じだったので

「敷居が高い」
「面白くない」
と思われて

クラシックマニアの人か
専門の人しか聞きに行こうとしなかったと思います。

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演奏がいいだけではだめ
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トークもなかったですしね。
音楽学者や批評家の書いた
専門家でないと分からないような解説文の載ったプログラムが
ぴらっと配られるだけ。

演奏聴いてて眠いから
解説文でも読もうと思ったら
つまらなくてますます眠くなる
みたいな。

私はクラシック音楽の専門の道に進もうと思っていたから
コンサートも学生の頃から行きましたが
苦行のようなコンサートも多々ありました(苦笑)

でもそれではクラシック音楽の聴衆はますます減り
廃れていくばかり。

なので少しずつ変わっていきました。

まず最近ではほぼ当たり前ですが
作品解説は演奏者が自分で書くようになりました。
曲のことだけではなく
演奏者の個性や価値観が文章に表れるので
(どこかの論文をコピペしてる?みたいな解説もたまにあるけど)
プログラムを読むのも面白くなってきています。

トークのあるコンサートも増えました。
「トークコンサートは音楽への集中が途切れてしまうから好きではない」
という方もたまにいらっしゃいますが
(その気持ちもわかります)

クラシック音楽のすそ野を広げ
魅力をより多くの人に伝えたいという趣旨の演奏家が増え
昔は割と「俺の演奏を聞け!」的なコンサートが多かったですが
「コンサートはお客様のために」という考え方に
時代とともにずいぶんシフトしてきたように思います。

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コンサートのすべてで世界観を作る
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なので
テーマに沿ったプログラムを組んだり
解説やトークが面白かったり
いろいろな演出が含まれたりする演奏会で
クラシック音楽も楽しめるものが増えてきていて
それぞれの音楽家のいろいろな挑戦も興味深いですが

先日の私の元生徒の市川貴一くんのソロリサイタルも
なかなか斬新なアイディアがあり素晴らしかったです。

まずプログラムが10ページ!
彼のお父様はカメラマン
そして彼はとてもフォトジェニックな青年なので
とても雰囲気のある写真集のようなプログラムでした。

自分の言葉で紡がれた解説で
さらに世界観を構築し
それが本プログラムととてもマッチしていました。

アンコールではピアノの前に座ったまま
瞑想を始め
いつになったら弾くのかしらと思っていたのですが

「もしかしてジョン・ケージの4分33秒?」
と思い当たり
(演奏者は4分33秒間まったく楽器を演奏せず
その間にホール内で生じる偶発的な音を音楽ととらえるという
現代音楽があるのです)

その後弾いた抒情的で優しさあふれる曲が
より心にしみるという演出になっていました。

そしてアンコールの曲と
彼の思いを記した
またもや素敵な写真入りのページが出口で配られ

会場を出るところまでで
一つのコンサートの世界を作り上げていたことに
感銘を受けました。

演奏に関しては
先生としては思うところはいくつかありますが(笑)
音楽家として、エンターテイナーとしての彼の挑戦を
誇らしく思います。

これがゴールではなく
彼の音楽家人生はここから始まるので
ずっと見守り応援していきたいです。

そして私も負けずに
9月のリサイタルで新たな演出を考えております。

市川君のことも私のことも
今後とも応援のほどどうぞよろしくお願いいたします!

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最後までお読みいただきありがとうございました。
春が待ち遠しいですが
皆様どうぞご自愛ください。

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